会社で義務づけられている健康診断ってのはホントに必要なの?
年1回、健康診断があります。
年齢的に、検査項目があれやこれやとあるので、午前中はまるまる潰れてしまいます。
自身の健康のためとは言え、この健診自体がなかなかのストレスになります。
結構イヤなので、「ホントに必要なの?」と健診が不要な理由を探してみました。
文春オンライン以下の記事を見つけました。
こんな内容が述べられています。
「健康な人に毎年の身体検査はたいてい不必要で、益よりも害をなすことが多い」
そうなの?と思ってしまいますが、続けて以下のように書かれています。
「あなたの体のために、主治医は血液や尿、心電図といった検査をオーダーするかもしれません。時折、これらの検査が、リスクを持たない健康な人に行われることがあります。しかし、毎年の健康診断の有効性を調べた研究がたくさんありますが、概して、健康維持や長生きにはつながらないようです。また、入院の回避や、がん、心臓病による死亡の予防にはほとんど役立ちません」
大抵の人は企業側からの指示で、企業は法的義務で従業員に健康診断を受けさせます。
企業側は「健康経営指標」であり、従業員側は「健康で長く安心して働ける指標」になるであろう健康診断ですが、必ずしもそうとは限らないようです。
独立行政法人の経済産業研究所HPの記事「健康診断は寿命を延ばすか、医療費を減らすか?」では、以下のように述べられています。
健康診断の最大の効用が何なのか、人によって意見は分かれそうだが、多くの人々に共有されそうなのは寿命が延びることだろう。結論を先取りすると、これについてのエビデンスは存在しない。
エビデンスが存在しないのに受診する意味あるの?とも思ってしまいますが、健康診断のおかげで疾患が見つかることもあるので、どちらとも言い切れませんね。
世界的な活動で、「チュージング・ワイズリー(Choosing Wisely)」というものがあります。日本語で言うと「賢い選択」ですね。
日本では2016年から本格的な活動が開始されたそうです。「Choosing Wisely Japan」と言う団体です。
つまりは、健康診断を含めて、今はある医療行為が当たり前だとは思わずに、自分にとって何が最適かを選択していくことが大切になるわけですね。
では、私は気の進まない健康診断であり、前述した内容があったとしても、現状では受けと言う判断は出来ないので、甘んじて受け入れるわけです。
まぁ会社から、「受診して」と言われたら、「イヤです」なんて言うのも、無駄に面倒が起きるだけなので。