企業のビジョンは大事ですが具体的な施策はもっと大事
昔いた企業の話しになります。
その会社は、いわゆるワンマン社長による経営スタイルで、順調に事業が伸びていて、いろいろなものを手広くされているようです。
当初掲げていたビジョンから、いろいろとこだわりがあり、加筆や修正をされていたようですが、正直言ってどうでも良いことに時間を割くなぁと思います。
そもそも、ビジョンは簡単に変えるものではないのに、頻繁に変更があるということは、芯がなくブレてしまってい感じを受けます。
まあ、少しずつ固めていけくのも良いと思いますが、それも内容に寄り切りです。
それは、ビジョンが具体的であるかどうかということです。
海外企業のビジョン参考事例
企業によってもミッションとビジョンで分ける場合も多いですが、以下はミッション型ビジョンと言われるものですね。
分かり易いかと思います。
Apple
テクノロジーを介して何百万人もの人の生活を変える
世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること
Amazon
地球上で最もお客様を大切にする企業であること
人々にコミュニティ構築の力を提供し、世界のつながりを密にする
サービスやプロダクトのあり方に直結しているように、具体的なビジョンを設定しています。
企業の目的は、営利団体なのでお金を儲けるということは外せませんが、その先を見据えた時に、社会貢献が出来ているかが重要になります。
何を青クサいこと言ってんだと思うかもしれませんが、社会貢献とは社会のニーズに合っていればこそ出来るものであり、サービスは社会のニーズを汲み取らなければ成立しません。
つまり、社会に求められるサービスやプロダクトを提供すれば、社会貢献に繋がるのが必然になります。
ただし、どのように社会貢献するかは、また別の話になります。
ワンマン経営者の方に多いのは、自分の想いが先行しすぎて、ユーザーや自社の社員からの理解を置いてけぼりしています。
一人突っ走るのは勝手ですが、マスターベーションなビジョンになっていたのでは、達成したい目標にたどり着くことは難しいでしょう。
ユーザーも社員も、この会社はこの役割を担っている企業だから、こういったサービスやプロダクトを提供しているんだという、共通認識を持ってもらうことが大切です。
何かやってるようだけど、何のために存在している企業か分からないのは、そのとおりに存在価値自体が危ういかもしれません。
そういった企業は、ある時は業績が上がっていても、そのうちに淘汰されていくことは間違いありません。