映画「キャスト・アウェイ」に教えられた人生で大切なこと
生きていると、何かとこの世は煩わしいと感じたことは、誰にだってあるかと思います。私自身、自分だけしかいない、誰もいない、そんな世界に憧れる瞬間があります。
本作は、一人の男が無人島な漂流し、誰もいない、何もない環境で、生きることを諦めずに、戦い抜いた物語。
2000年の、上映当時に1度、それから数年後に2度、今回がおそらく3回目になりますが、内容は変わらないのに、私が受け取るモノが、全く違っているこを感じました。
1度目、2度目は、サバイバルというコト自体に面白さを感じていたのが、3回目は「自分にとって、生きるということは何なのか?」「今は生きているのか?」という問いを強く芽吹かせてくれました。
男は何故生きていけたのか
究極の孤独の中で、男は何故生きいけたのかは、単純な精神力の強さだけではありません。
愛する人という希望
生きるコトを諦め、死という選択もありましたが、また愛する人に会うと希望を持ち、生きながらえことができました。恋人や夫婦など、当たり前のようにいる人が、どれだけ大切なのかを考えさせれました。
友人という心の支え
一緒に漂流した荷物の1つに、バレーボールがありました。これに似顔絵を描き、友人として絶えず話かけることで、心の支えとしていました。信頼できる相手と話のできる、いまの環境がどれほど恵まれているのか。
生きるために考える
生きるという選択をしても、生き残るには行動と思考が必要になります。これって、仕事をそうですよね。行動を起こし、課題があればその行動を改善するということですね。
いま自分は生きているか
いまいる環境において、あなたは自分の人生を生きていますでしょうか?日々の生活が、ただ惰性の中で、何も考えずに過ごしてしまっていることもあります。何を、青臭いことを言っているかと思うかもしれませんが、満たされた人生にするためには、自分のやりたいコトをやりきれるかどうかにかかっていると思います。
自分を見きわめてチャンスを活かす
やりたいコトをやりきり、自分が望む人生にするためには、本作でもあるように、まずはいまある環境で、必死に頑張ることが挙げられます。ただ、それは与えられた環境の中で頑張るだけであり、本当に自分が求めているコトかどうかを見きわめる必要があります。本作の終盤、島で孤独に人生を終えること覚悟していた男に脱出のチャンスが巡ってきました。安全な今の生活を捨てて、自分が本来望む人生を求めて、島からの危険な脱出に挑戦し、見事にやり遂げます。
今はある人生は、はたして自分が求めているものでしょうか。徐々に、その環境に慣れてしまい、もしかしたら自分の夢や目標を見て見ないふりをしてはいないでしょうか。