「嫌われる勇気」を読んだ
初版が2013年なので、すでに5年前の書籍ですが、久々にじっく読んじゃいましたね。
知ってはいましたが、タイトル的にちょっとアレなので敬遠していました。
それが思いもかけずの内容で、入り込んじゃいました。
心理学の巨匠として世界的に知られているユング、フロイトに並ぶアドラーの教えを「青年と哲人の対話」という物語形式で表現されています。
アドラーは、他二人と比較すると、あまり日本では知られていないようですね。
私も知らなかったので、まだまだ無知なものですね。
昔読んで、とても感銘を受けのが「7つの習慣」なのですが、アドラーの思想が盛り込まれているようで、それを聞くとアドラーの凄さをより感じますね。
より良い生き方を学ぶアドラーの教え
人は怒りたいから怒る
人は怒りを捏造する
はじめは意味わからんと思いました。誰も好き好んで怒りたいとも思いませんし、私も気の短いほうなのですが、怒りたいなんて思ったことはありません。
ですが、読み進めるとなるほどなぁと感じました。
わかりませんか ?要するに 、怒りとは出し入れ可能な 「道具 」なのです 。
思い返せば、たしかに「表現」という名の「道具」を振りかざしていたのだと思いました。
人は自分の可能性を残しておきたい
これは、ヤバイほど心に刺さっちゃいました。自分の心を見透かされているよです。
時間さえあればできる 、環境さえ整えば書ける 、自分にはその才能があるのだ 、という可能性のなかに生きていたいのです 。
この弱い心は常に持っていると自覚しました。
不満や不安になる心を無視するようにし、行動して進むことだけに集中しようと決めました。
人はたいして自分のことを気にしていない
恥ずかしいとか、嫌われたくないとか、誰しも思うものです。
少なくても、私はそうです。ただ、今はこの言葉のとおりだと思うようになりました。
お前の顔を気にしているのはお前だけ
ネガティブではなく、誰たいして自分の細かいところなど気にしてないんですよ。
だから、他の人の細かいところも気にしてちゃいけないんですよ。
そんなことを考えるなら、自分の目標に向かって進むべきです。
人生のタスクとは何かを知る
アドラ ーはこれらの過程で生まれる対人関係を 「仕事のタスク 」 「交友のタスク 」 「愛のタスク 」の 3つに分け 、まとめて 「人生のタスク 」と呼びました 。
なかなかカテゴライズしようと思わない部分ですが、会社は仕事のタスク、友人・知人は交友のタスク、家族は愛のタスク、全てがまるっと自分の持つタスクと考えると、どれも疎かにできないものだと感じました。
普通であることを受け入れろ
誰もが自分は特別な能力をもっていると思っていて、ようは皆さん厨二病なのかもしれません。
少なくとも、私はそうです。
自己受容は 、その重要な一歩です 。もし 、あなたが 「普通であることの勇気 」を持つことができたなら 、世界の見え方は一変するはずです 。
どこかで普通であることを受け入れなければと思いつつ、そうなれない自分でしたが、今は少し変われた気がします。
epilogue
本書は、私たちが人生を豊かに過ごす上での、とても大切なことを教えてくれる一冊です。
もっと早くに読んでいればと後悔しつつも、今読んだからこそ受け入れられたのではないかと考えています。