社員満足度を疎かにしていると会社は陳腐化する
記事タイトルを見ると、「社員満足度なんかは無視して良い」と思われてしまうかもしれませんが、そうではありません。
会社の業績を伸ばしていくには、社員満足度は避けてはとおれない課題です。
ただ、社員満足度というものを表面でしかとらえていないなら、本質的な課題解決にはならないでしょう。
実際問題の話になりますが、社員が不満足になる原因としては、
- 給与への不満
- 仕事への不満
- 人間関係への不満
の3つあたりになるかと思います。しかし、どれも直ぐに解決できるものではありませんね。
会社に対する代表的な3つの不満
1.給与への不満
ほとんどの会社のいて退職者から不満No.1になるのではないでしょうか。
「自分が従事している業務で、この給与では割に合わない」「こんなに頑張っているのに、これだけしか貰えていない。他社ならもっと高い給与が貰える」というのをよく耳にします。
要は納得感を得られていないわけですね。この原因たるは、退職希望をしている社員の上司の責任になる訳ですね。
2.仕事への不満
これも多い不満ですね。
「こんな仕事をするために入ったわけじゃない」「自分にはもっと向いている仕事がある」という感じです。
これも仕事を振る上司に責任があると思います。
3.人間関係への不満
ある意味どうしようもありませんが、人間関係への不満も頻繁にありますね。
「あの人は口ばかりで、行動しないから成果が出ない。だから、私にそのしわ寄せが回ってくる」「まわりを気にせず、協調性がなく、自分のことしか考えていない」などがあります。
社員が不満を持つ原因は?
給与、仕事、人間関係など、不満となる要素があるのは、全て上司に責任があるわけです。
けれど、それらの問題を真摯に受け止めずに、「若い連中は分かっていない」「日頃の行いが良くないから、上手いよういかないんだ」などを、不満を持っている社員に返すわけですが、ハッキリ言えば怠慢でしかないですね。
そんなコトを言われてしまったら、退職を悩んでいる社員からしてみれば、「よし、辞めよう」と決心させてしまう一撃になってしまうわけです。
だからこそ、上がってきた不満要素に対して、冷静に受け止めて、きちんと対処する必要があります。
それを怠ってしまうと、社員満足度を上げようと奮起していても、空回りし続けるだけで、影響に問題の解決には至らないでしょう。
その間に、より良い他社競合に取って変わられていくことになりかねません。