社内の人事評価より社外の評価を見ろ
誤解の無いように言っておきますが、社内の評価を無視しろというわけではありません。
会社の中という小さなコミュニティでの評価だけではなく、クライアントやユーザーといった社外からの評価も考えろということです。
こう主張したいのは、私の経歴のほとんどはスタートアップ企業ということもあるので、社内の評価よりも事業を伸ばすためには顧客からの評価を最優先する必要があったからだと思います。
そして、少なからず企業における人事評価を見てきましたが、「公平な人事評価は無い」という印象を持っていることも理由として挙げられるます。
どんなにもっともらしい項目や内容を並べたとしても、自分の納得できる評価にはなり得ないからです。
そもそも、人事評価というのは企業のマネジメント機能の一つであり、「社員を正当に評価したい」というのは建前であって、本質は、「誰を評価すれば会社組織として有効なのか」ということが最も重要なことになります。
なので、「仕事ができる=評価が高い」とはいかず、「会社の役に立つ=評価が高い」というものであることの認識を持つことです。
例えばエンジニアなどの技術職などは、高いスキルを保有していても、会社として使いずらければ、評価は上がっていきません。
このような前提で、企業での評価が成り立っているということを認識すべきです。
そして、評価というのは社内が全てではないわけです。
それが社内の評価ということですね。
社内の評価というのは、ある程度の前提と言いましたが、何に重点を置くかは企業によって偏りが出てくるもので、狭い領域でしか人を評価せざるを得ません。
本来であれば、その人の良さを分かってはいても、人事評価の基準がある以上は、それ合わせて評価を下すしかありません。
それでは、その人の本来持っている能力を正しく評価はできないのですが、まあこれは仕方の無いことです。
そこで、大切なるのは社内からの評価になります。社内という小さな世界から、より広い世界からの評価は、自身に対する本質的な評価につながります。
ある意味、社内の評価よりも世間からの評価は厳しいです。優秀な競争相手も多く、求めるモノのレベルも高くなります。
ですが、世間からの評価、社外的な評価を得ることが出来れば、今いる会社というのはあまり気にすることでもなくなります。
むしろ、世間の評価が上がれば、会社の評価も上がっていくことにはなるかもしれませんが。
どちらも重要な評価視点にはなりますが、今の会社での評価にとらわれることなく、社外からの評価も得るという広い視点を持つようにしましょう。
以上でーす。